噴火大丈夫?阿蘇山も桜島も地元民からしたらなんてことないよ

阿蘇山が噴火したニュースがスマホに入ってきたときには本当に驚きました。

「熊本大丈夫なの?」と気になって調べてみると、阿蘇山の噴火は5月21日以来、約2カ月半ぶりに噴火した、と福岡管区気象台による情報。

阿蘇山が定期的に噴火してることを、今回の阿蘇山噴火のニュースを知るまで全く知りませんでした。

そして、気になる噴火の規模は、噴煙が上空600メートルまでしか上がってない程度の噴火のようです。

「上空600メートルまで上がる噴煙ってよく分からないけど、ヤバいの?」と心配になる方、安心してください。

これくらいの噴火なら全然気にすることありません。

鹿児島人が見る、なんてことない今回の阿蘇山噴火

噴火慣れしている鹿児島出身の人間からしたら、「噴煙が上空600メートルくらいの噴火ならなんてことないよ」と声を大にして言いたい。

もし、2000メートル以上の噴煙が上がる噴火だと、ドカ灰と呼ばれる大量の火山灰が降ってくるから、とっても大変です。

火山灰が降ると、外に干してる洗濯物はやり直しになるし、目に入ると本当に痛い。。

おまけに、ドカ灰が振り終わった後は、車も家も道路も見渡す限り、一面火山灰まみれで灰色の世界になります。

灰色の世界になった後は、道端の火山灰アート探しを楽しむことをオススメします。

しかし、600メートルくらいの小さな噴火なら、一面灰まみれの灰色の世界になることもないし、日常生活にはなんら支障がありません。

噴火したときの風向きによっては、外に干してた洗濯物がやり直しになるかもしれないけど、他に案じることは特にない気がします。

熊本の地元民が見る、なんてことない今回の阿蘇山噴火

噴火した阿蘇山の中岳第1火口周辺1キロに関しては立ち入り禁止になっています。

しかし、阿蘇の状況をTwitterなどSNSで見ると、阿蘇に住む人たちにとって見たら、なんてことない出来事なんですね。

生活の中に活火山がないと、噴火と聞いてビックリする方はとっても多いと思います。

でも、実際はビックリするほどのことでは本当にありませんよ。

桜島の特別警報と同じパターン

同じようなパターンで8月15日に、実家がある鹿児島で桜島の噴火警戒レベル3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げたことで、桜島に特別警報が発令されたことが思い出されます。

このときの特別警報は2007年12月から運用が開始された噴火警戒レベルの運用開始後初めてだったようです。

「遂に桜島大噴火?」、「鹿児島市内や再稼動したばかりの川内原発は大丈夫?」と初めて聞いた桜島の特別警報に、鹿児島に住む家族や友達のことが心配になりました。

しかし、特別警報が発令された数日後、鹿児島へ用事で帰るといつも通りの日常が鹿児島にはあって、鹿児島人からしたら、いつも通りの桜島の噴火が特別警報が出た影響から、メディアに大きく取り上げられYahooニュースに上がっただけでした。

メディアの反応とは裏腹で、鹿児島に暮らす人たちからしたら「いつもと何が違うの?」って感じでしたよ。

桜島の特別警報で実質受けた大きな影響と言えば、桜島を囲む錦江湾を舞台に打ち上げられる鹿児島最大級の花火大会の一つ、かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会(通称サマーナイト)が中止になったことくらいじゃないですかね。。

過度のメディアの煽りが風評被害を招く

今回の阿蘇山噴火や8月の桜島特別警報から感じることはいつも共通していて、普段現地にいなくて、その土地のことをあまり知らないメディアがやたらと「異常だ!」「危険だぞ!」と囃し立てているように感じることです。

阿蘇山も桜島も活火山なのだから、そりゃ噴火もするでしょう。桜島は毎日噴火してますよ。

地震、雷、火事、親父と、天災から人災まで色々なアクシデントはその時によって突然発生します。

しかし、規模感などその都度しっかり知って、メディアの過度な煽りで左右されないようにしたいですね。

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