『自由について』TOKYO DESIGN WEEKで茂木健一郎さんと2時間考えた

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こんにちは、ゴウ(@go9006ob)です。

今年30年目を迎える国際的なクリエイティブイベント「Tokyo Design Week」へ、福岡から弾丸スケジュールを組んで行ってきました。

正直、Tokyo Design Week開催日程と予定の折合いがギリギリまでつかずに東京行きを半ば諦めかけていました。

でも、Tokyo Design Weekでのコンテンツの一つ、ソクラテスカフェにて脳科学者 茂木健一郎さんによる講演情報をゲットしたら「このタイミングで行ったら200%面白い!」と確信して、弾丸での東京行きを決めました。

結果は、行って大正解。

ソクラテスカフェでの茂木健一郎さんのトークテーマは「今、自由について、考える」

私自身、ダンスを始めてから何度と向き合い考えてきたテーマでした。

「自由というのは幻想だということが分かっています。」の一言から始まった茂木さんによるソクラテスカフェはみっちり2時間でした。

ソクラテスカフェ参加者を次から次へと巻き込みながら話が進んでいく中、「自由について」の理解が深まると同時に、自分なりの「自由について」の考えの答え合わせをしてもらっているようでした。

自由だと感じるか?不自由だと感じるか?

「”自由。やや自由。普通。やや不自由。不自由。”の5択の中から1つを選ぶとしたら、どれに該当しますか?」

ソクラテスカフェ参加者全員に向けられた茂木さんの質問に「自分は不自由だと感じる」を私は選びました。

「誰よりも自由で気持ちよさそうに踊ってるやん!」と、ダンサーとして普段踊っている私を知っている人たちからすれば、ツッコミが入りそうです。

これまで自分なりに「自由について」考えたり、ダンスで創造力を刺激して感じた経験から、「自由になればなるほど、どこかで不自由な部分が出てくる」と考えるようになったことが「自分が不自由だと感じる」理由です。

たまたま茂木さんに指名していただいて、私が考える「自由について」、茂木さんとステージで話させてもらったのはアウトプットの場としても、貴重で嬉しい経験でした。

ソクラテスカフェでの講演中、ちょいちょい「ゴーさん!」と茂木さんが名指しで絡んできてくれたことはテンション上がりました。積極的に参加者になるために、あえて、最前列の椅子に座った甲斐があったってもんです。

茂木さんが言うには「自分は自由だと感じている人の脳のほうがより健康的な状態」らしいですよ。

メタ認知する重要性

茂木さんの話の中でよく登場する『メタ認知』とは、自分の思考や行動、自分自身のことを客観性をもって把握、認識する力のことをいいます。

話を聞いていると、メタ認知がきちんとできているかどうかが、「自分は自由だと感じるか?不自由だと感じるか?」に大きく影響を与えるようです。自由であれ、不自由であれ、自分がどういった状況、状態なのかをしっかりメタ認知することが重要なんですって。

ソクラテスカフェ参加者を話が進むにつれて、茂木さんが一人、また一人と指名して、自由に自分のことを英語で話したり、決められたテーマで自由にデタラメなことを話していきました。

確かに「自分が知っていることを知っている」状態でなければ、自分のことであっても、デタラメなことであっても、自由に何かをアウトプットすることはできないですもんね。

クリエイティブスイッチが入るきっかけ

デタラメなことを言ったり、適当なことを言った後に、話のつじつまを合わせて正当化しようとした経験ってこれまでに何度もあります。

実は、つじつまを合わせるための方法を考え始めるときがクリエイティブスイッチが入るきっかけになっていたんです。

クリエイティブの神様がふざけたり、たまにバカやって遊んでいるときに突然舞い降りてくる理由はここにあったんですね。

まとめ:「賢いバカになれ!」

茂木さんによるソクラテスカフェでは自由について、いくつもの視点から考えさせてもらいました。

そして、自由と不自由は表裏一体だということで時間いっぱいゴールを迎えました。

私がたどり着いた自由に対する現在の考えが的外れな答えではなかったことがわかっただけでも大きな収穫でした。

最後にソクラテスカフェ参加者からの質疑応答で、自由な考えで突き抜けていくためのアドバイスをしてくれました。

「賢いバカになれ!賢いバカがバカなことをやったときに生まれる突破力がイノベーションを引き起こす。」

自由と不自由の間でもっと自由になるためにも賢いバカになっていきます。

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