堀江隆文「あえて、レールから外れる。逆転の仕事術」を読んでみた

学校教育の中で感じていた違和感。
それはいろんなところで感じていた。

例えば、同じように勉強し、よくできていたら褒められ、できが悪いと叱られる。
制服で使っていたカーディガンが他の人と違えば先輩に呼び出され、制服に違反が見つかれば、何の理由も聞かれずに体育教官室へ。

高校の夏期集中講座は必須ではないにもかかわらず、
申し込みをしてなければ職員室に呼べ出され、「なんで申し込みをしないんだ。」とお説教。
「大学に行かない、専門学校へ行く」と言えば、「私のクラスから専門学校には行かせない。」と言われ。では、行きたい大学がないので家から一番近い大学を選びそこへ行くと伝えると、「私のクラスからそんなレベルの大学は受けさせない。」と言われた。

不良でもない。髪の毛を金金にしていたわけでもなく。ただ普通に学校に通っていただけ。
英語の授業の前にクラスの全員がその時の単語テストの為、
休憩時間にもかかわらず単語帳を黙々と暗記している姿に恐怖を感じて、
休み時間はさっさと飛び出し隣のクラスに遊びに行った。

小学生の時は、何の理由で無視されたか知らないがクラスメイトに無視され、無視されるならクラスにいても仕方がないと、他のクラスの子と校庭でドッジボールして騒いだ。

敷かれたレールの上から

しかし、敷かれたレールから一生懸命外れていたつもりになっていたけれど、
結局のところ同じレールの上にいた。
結果、自分の中にモヤモヤが残りやっと自由に羽ばたける身になっても、
モヤモヤを社会人になっても抱えながら生活していた。

いろんなことに落とし所を見つけて自分が感じる矛盾を払拭しようとしていたけれど、
周りにそんな人なかなか居なくて参考書がなかった。
反対を押し切ってまで自分を貫き通す力がなく、誰かの顔色を伺って生きてきたのだと思う。

だから、自由に選べる社会人になってもトライ&エラーを繰り返し、迷った時は成功していると思われる人の本を読んで自分を安心させた。

トライ&エラーでアップデート

新しいこと自分が知らないことにチャレンジする時には、エラーがつきもの。
社会にでれば、学校のテストのように赤点取ったら終わりなんてことはない。
トライすることがとても大事で、そして、自分流というものがどんどんアップデートされていく。

人生の3分の2を教育システムの中で育った影響から、レールから外れることに心理的な恐怖があったりするけれど、そこから逃げても自分が追い求める未来は決して訪れないと思う。

堀江隆文「あえて、レールから外れる。逆転の仕事術」から学ぶ

堀江隆文「あえて、レールから外れる。逆転の仕事術」は、イノベーター8人のそれぞれのもっとも有効な働き方が書かれている。

武田双雲氏、佐渡島康平氏、増田セバスチャン氏、田村淳氏、HIKAKIN氏、小田吉男氏、小橋賢児氏、岡田斗司夫氏どの人もとても魅力のある人だ。
それぞれ与えられた環境の中、その中に流されることなくどんどん自分の思うように人生を歩んでいき、働き方に対する面白い考え方、ノウハウが記されている。

とにかくそれぞれが自分の個性を遺憾なく発揮して、紆余曲折しながらも自分流の働き方をしている。どの人の話もとても興味深く、またこんな風になりたいという思いになるというよりは、もっともっと自分流で生きていこうと勇気をいただける内容だ。

8人に共通していることは自分流があるということ。そして、自分流の信念があること。
とにかく行動しているということ。家でうだうだこうなったらいいのにとか、こんな環境だから自分には無理だというような思考が停止している方にオススメ。

そんなこと言ってられない。時は自分が思っているより早く過ぎる。今からでも間に合う。
「あえて、レールから外れる。逆転の仕事術」を実践する8人の話からヒントをもらってぜひ自分流の仕事術へ活用してはいかがでしょうか。

あえて、レールから外れる。逆転の仕事論
堀江 貴文
双葉社
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