蜘蛛の糸で洋服が!!!『できる』と信じる力が未来を面白くする

有名アウトドアブランドNorth faceが「人工蜘蛛の糸素材QMONOS」を使ったウエアを発表した。

人工的に合成した蜘蛛の糸を使った繊維を実用化させたのが、山形県鶴岡市のベンチャー企業スパイバーだ。

人工蜘蛛の糸QMONOS開発のきっかけ

スパイバー代表関山和秀さんは、学生の頃から地球規模の課題解決を念頭において、未来の仕事に対してクラスメートと会話していたという。

進学の際、学部を選んでいる時に、バイオテクノロジーの世界的第一人者の冨田教授と出会い、そのときの出会いが彼の人生の転機となった。

文系でも進学できる環境情報学部に入り、冨田研究室に所属。それからはバイオ研究に取り組んで行った。

「人生をかけても良い」と思えるテーマを探し求めていた時期の飲み会中、蜘蛛の糸の天然繊維に人生をかけても良いテーマが決まり、それを実用化していくと決めた。

スパイダーとファイバーでスパイバーという社名に決め、現在に至る。

研究に研究を重ね実用化した蜘蛛の糸。

そして、『人工合成クモ糸素材QMONOS』を用いたウエアがNorth faceの「MOON PARKA」だ。

石油を使用せず、製造過程のエネルギーも抑えることができるという。

高い強度と高い伸度を持つ「蜘蛛の糸」は、脱石油資源を目指す次世代型の人素材として注目を集めている。

思考停止では未来のドアを開けない

さまざまな研究者たちのおかげで、この世にはたくさんの驚きの技術が新規開発されている。

注目したいところが、スパイバー代表関山和秀さんの行動力と考え方。

成功したときに社会に与えるインパクトが大きいこと。

誰も取り組んでいない、あるいは誰も成功していないこと。

そして、リスクは高いが、『もしかしたら、できるかもしれない』という可能性があること。

「価値のあることをやっていれば、場所はどこでも関係ない。」

kubaluで伝えて行きたいことの一つに、メンタル面がある。

雑学といえば雑学だけれど、自分がどう思っているのかで、自分の目の前に広がる世界はさらに拡張する。

思考停止、変化を恐れたり、できないと決めつけたりすることは、自分の未来のドアにしっかりと鍵をかけてしまうということ。

メンタル面を整えたり、シンプルになることが本当に大切。

蜘蛛の糸だって、何も最近注目された訳ではない。

今までだって、「蜘蛛の糸を利用して天然繊維に!」と研究を行っていたところはある。

ただ、実用化というハードルがあまりにも高かったということ。

もし、思考停止している人だったら、「みんなやってダメなんでしょ」とか、現在ある情報に自分の目的を重ねて、そもそも蜘蛛の糸自体選ばなかったんじゃないかな。

自分のチャレンジが、自分の未来をさらに面白くする。

できない理由は探さない

つい先日、私自身も同様な面白い体験をした。

「こうしたい」という気持ちがあったけど、どうしたらできるか方法がわからなかったとき、フッと湧いて出たように手を差し伸べてもらい、なんと「こうしたい」が実現できる状況になった。

前日までは、どうしようもなかった。

でも、今日はできるようになっていた。

今回、気をつけていたことは、2点だけ。

「できない理由を探さない。」
「必要以上に悩まない。」

思いをシンプルにするだけで、自分の望むような結果になった。

何かをやろうと決める時に、「どうやってやろうか」と色々考えると問題が続出して、結果止めようと思うことはよくある。

だから、もし自分が何かやろうとテーマが決まったら、一歩一歩とにかく進むこと。

とにかくできない理由を探さない。

始める前に心が折れるからだ。

「研究」という分野でひとくくりにこういう表現するのは、違うのかもしれない。

研究はトライアンドエラーを繰り返し、「どうやったら出来るのか」と試行錯誤しないといけない。

でも、それに取り組む人のメンタル面は、あまりにも現実的過ぎてしまうと、目指すものが未知な領域なだけに、新しいものは生まれない。

どういうメンタル面を持っているかが課題に取り組む姿勢に大いに影響する。

まとめ

関山和秀さんの例は、一般人の私たちにとって比べようもないことかもしれない。

雲の上のような話だと決めて、「できない」と思うか、「できる」と思うか。

メンタル面に置き換えると、自分の人生の歩み方に少し影響を与えることができます。

「できる!できる!!」と自分も他者も応援することに効果はあります。

とりあえずテーマを決める。そして、「できる」と信じて進むこと。

人生の道は自分が歩いた後にできるのだから。

スポンサーリンク