広告デザインもコムデギャルソン!「自由を着る」のメッセージは何?

出典:Instagram(@cdgtenpomap)

「自由を着る」

縦横幅いっぱいに使い切って、ファッション雑誌1ページに書かれた「自由を着る」の文字からパッと見て広告だと気づけますか?

私は、最初にファッション雑誌で目に付いたときは「特集タイトルか。。」くらいに思いました。

他のファッション雑誌を物色してても、また目に入ってきた「自由を着る」の丸々1ページ。
「何だろう??」と疑問が湧いて、よくよくページを見てみると、COMME des GARCONSの文字がありました。

思わず、「流石ギャルソン。。」と心の中でつぶやきましたよ。

広告アプローチが想定外だった上に、あまりにもシンプルで図太いメッセージ。
「一体どういうことなの?」とコンセプトが気になって、帰宅後ネットで調べてみました。

ネットではよく分からない

「。。。よく分からない。。」

ネットで調べた結果、はっきりとしたことはただ一つでした。

コムデギャルソンと言えばネットでの活動に控えめなファッションブランドとしても有名です。
一応、公式HPもウェブ上に用意されていますが、感覚で見るしか手段が無いような状態です。

実際、2010年に公式HPが公開されたときにも、
本当にコムデギャルソン公式HPなのか、非公式HPじゃないのか」、
コムデギャルソン公式HPの見方が難解すぎる」と話題になりました。

コムデギャルソンを取り扱ってるSHOPへ直接行くしか、手はありませんね。
SHOP店員さんに話を聞いたり、手にとって触れたり、着てみることでしか理解することは難しそうです。

コムデギャルソン公式HPの見方

見方が難解なコムデギャルソン公式HPは、その難解さを楽しむことも一つの楽しみと言えます。

ある程度、見方がわかっていた方が嬉しい方もいるでしょう。
サクッとした形ですが参考になれば嬉しいです。

COMME des GARCONS(コムデギャルソン)公式HP

コムデギャルソン公式HPを開くと、トップ画面一面に
「自由を着る」のメッセージが現れます。

画面を適当に数回クリックすると、
モノクロのドット画面になり、1〜5までの数字が配置されたドットをクリックすると、
それぞれのページに飛びます。

1をクリックすると、「自由を着る」のトップ画面へ。

2をクリックすると、2015年春夏コレクションを思わせる”赤”を大胆に加えた画面へ。

3をクリックすると、2015年春夏コレクションDMを飾ったフランスの写真家 JRの作品に。

4をクリックすると、過去のDMを飾った各アーティストの作品に。

5をクリックすると、国内、海外のコムデギャルソン直販ストア情報画面に。

新店舗オープン情報やセール情報は公式HPのどこにもありません。
しかし、DMが紙媒体からウェブ媒体にそのまま移行したようなHPでした。

言葉をほとんど排除したヴィジュアルのみで訴えかけてくるHPデザインは、ブランドイメージを明確に発信していて、いい意味でコムデギャルソンらしさを感じさせますね。

コムデギャルソンDMコラボアーティスト

コムデギャルソンは、ここ数年間DMでアーティストとのコラボレーションをおこなっています。

年別に紹介すると、以下になります。

2015年 JR(ジェイアール)

2014年 RAW VISION(ロウ・ヴィジョウン)

2013年 大友克洋、HEBU

2012年 Rene Burri(ルネ・ブリ)

2011年 assume vivid astro focus(アシューム・ビビッド・アストロ・フォーカス)

2010年 Ai Weiwei(アイ・ウェイウェイ)

2009年 Quey Brothers(クエイ・ブラザーズ)

2008年 Mondongo(モンドンゴ)

どのアーティストも間違いない面々ばかりで、DMとは思えないほど素晴らしいクオリティのものばかりでした。

まとめ:コムデギャルソンに言葉で説明を求めたことが間違い

結局、「自由を着る」のコンセプト、メッセージは、ネットで調べただけでは一切わかりません

そもそもコムデギャルソンに言葉で説明を求めたことが間違いな気すらしました。

コムデギャルソンを取り扱ってるSHOPへ直接行って、まず手にとって触れてみることで何かを感じて、理解します

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