最近はヨガのポーズと同じように、毎日のくらしの中に瞑想を取り入れるようにしています。
瞑想以外にもキネシオロジーで体に自分の今の状態を聞いて、体を整える方法もあります。
私たちの頭や体は自分でコントロールしようと思えば思うほど、暴れ馬のように制御不能です。
サッと読むための見出し
ヨガの教え「手綱を上手く扱うように」
ヨガでは、自分自身をコントロールすることを馬車に例え、「手綱を上手く扱うように」という教えがあります。
手綱を引くように自分自身をコントロールできれば何事も簡単ですが、そううまくいくはいきませんね。
日々のあらゆる刺激を上手にかわし、平穏で落ち着いた心の状態を維持することは容易なことではありません。
寺に入り、ありとあらゆる情報や刺激から遮断されれば、もしかしたら、うまくいくこともあるかもしれません。
みんながみんな自己をコントロールし、安らかな生活を送るのであれば、世界中のありとあらゆるメンタルトレーニングは無くなるでしょう。
なかなかできないから練習する!
なかなかできないから練習する → 練習して少しでも安定した状態を維持する → 乱れたら練習して、そして維持する。
平穏で落ち着いた心の状態を維持する時間が長ければ安定と言えるのかもしれませんが、私たちには心があります。
外からの刺激に全く反応しない状態は難しいし、もし可能だとしても、ある意味面白みのない人生になるかもしれませんね。
刺激があるから整えようとする!
刺激があるから整えようとすることは現代社会において切っても切れない関係性ですね。
たとえば、陰と陽がある、プラスとマイナスがある、まずいものを知っているからうまいものがより嬉しい、辛いことを知っているから幸せが嬉しい、不健康を知っているから健康が嬉しいみたいなことと同じだと思うんです。
秋になって急に寒くなったり、秋はなんとなく気持ちが落ち込んだり、夕日を見てキュンとセンチメンタルになったりしますよね。
私は夏が大好きなので、夏が終わったんだなと思うとキュンとなります。
9月も後半になると森山直太朗の「夏の終わり」が毎年聞きたくなります。というか聞いています。
秋は季節うつに注意
この間友人が言っていました。「季節うつ」という鬱があって、秋は鬱が再発するそうです。
季節鬱の症状は人それぞれですが、みんな何かしら心や体の不調を訴えることがあるようです。
夏の疲れかな?
ヨガクラスに来てくれるお客様で、「先生、なんか、私辛いんです。」とおっしゃる方も中にはいます。
秋は誰しもがチーンとした思いにがなる季節なんですね。
思い悩む時、心配な時、不安な時、疲れている時、体がギューっと収縮しているような感覚ありますよね。
逆に、元気な時、嬉しい時、ワクワクする時、両手を大きく開きたくなるような拡張しているような感覚があります。
心の変化に気づくことができるなら、ギューっと収縮している時は、瞑想をしてスッキリしてみたらいい感じです。
オススメ脱力瞑想のやり方
まずは楽な姿勢で座るか、ゆっくりと仰向けになります。
ゆっくりと目を閉じて、とにかくダラーンとリラックスしてください。
そして、頭の力を抜いて、顔の力を抜いて、肩の力を抜いて、両腕の力を抜いて、胸の力を抜いて、お腹の力を抜いて、背中の力を抜いて、お尻の力を抜いて、両足の力を抜いて、、、
頭から足まで各部位を意識して、力を抜いていてきます。
力の抜き方がわからない人はただ楽に座ったり、仰向けになってください。
でも、体の各部位を意識することを忘れずに。
足まできたら、一度頭から両手、両足の力をもう一度ダラーンと抜くように、自分を誘導します。
そして、座っている時は、椅子や足裏の床を、仰向けになっている時は、床を感じます。そこから部屋全体と自分が一体化しているようなイメージをしてみましょう。
次に外の空間と自分が一体化しているようなイメージをしてみます。空や自然、なんでもいいです。
そして、どんどん範囲を拡張して、宇宙をイメージして、宇宙と一体化しているようなイメージをします。
何分か経ったらゆっくりと自分に意識を戻していきます。
それからまずはゆっくりと手や足を動かして、軽く伸びをしたりして目をゆっくり開けます。
これが脱力瞑想の一連のおおまかな流れです。
「宇宙」と聞くとなんか違うと思う人は大好きな自然を思い浮かべてみてください。晴れた空でも、夜空でも、海でも山でもオッケーです。
脱力瞑想を実践してみると、イメージのスケールが大きいほど、比例して気持ちがいいと気づきます。
「大自然なんて行ったことがないから。。」という人も、ネットで世界中の大自然の写真を見れますよね。
お気に入りの写真を見つけて、イメージしてください。
瞑想について考えるより実践!
脱力瞑想を行う上で、いろんな雑念が思い浮かんでも、消そうとか、考えないようにと力む必要はありません。
思い浮かぶ雑念と並行して瞑想を行えばいいんです。
瞑想に慣れてくるとどんどんイメージの方が雑念に勝ち出します。
雑念に瞑想が勝つようになると、収縮していた自分の内面が、拡大していくイメージをする事で、スッキリした感覚になります。
私のヨガクラスで瞑想を実践している方に話を聞くと、「目を開けた時に、いつもより目に見えるものが綺麗に見える」とか、「明るく見える」、「スッキリした」など人によって様々な感想があります。
「瞑想で悩みを解決する」というのとは少し違います。
今回の脱力瞑想は、ギューとなっていた自分自身を解放することで、頭がスッキリして落ち着いた状態をもたらし、今抱えている問題に対してシンプルに取り組めるようになるのかもしれません。
考えるより実践。
お時間ある方はぜひ一度お試しあれ。