安保法案成立。。まだ選挙に行かないとか言ってるの?

安保法案が参院本会議において賛成多数で可決され、成立しました。

採決で賛成票を投じたのは、自民、公明両党と日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の野党3党です。

日本は戦争を放棄した国と小学校の頃に社会の授業で学んできたことが、過去の歴史になってしまいました。

日本が戦争に参加することができるようになった事実も悲しい。
そして、これから大人へと成長していく子どもたちを戦争に参加させる可能性が限りない0でなくなったことが辛すぎますね。。

安保法案が成立してしまった原因は、安保法案に賛成する国会議員の先生をたくさん選挙で当選させてきてしまった、私たち国民にもあると思います。

「選挙に行っても意味ないから行かない」「投票したい候補者がいないから白票で投票する」みたいなことを言っちゃうのは、それもう辞めめどきです。

成立した安保法案を廃止にするには、安保法案反対の国会議員をたくさん当選させて、政権を手に入れるしかありません。

まだ選挙に行かないとか言ってるの?

次の国政選挙はいつ?

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次の国政選挙は、2016年7月に行われる参議院議員選挙です。

参議院は解散がなく、任期が6年。
議員数は242名で、半数が3年ごとに行われる参議院議員選挙で入れ替わります。

2010年に行われた参議院議員選挙で当選した参議院議員が2016年7月25日で任期満了するにあたり、2016年7月に参議院議員選挙が行われます。

供託金が世界一高い日本の国政選挙

実は日本の国政選挙で立候補するためには、世界一高い供託金が選挙前に必要になります。

2016年7月に行われる参議院議員の選挙区選挙立候補には供託金300万円、比例代表区選挙立候補なら供託金600万円。
選挙区と比例代表の両方で立候補する場合だと、合わせて供託金900万円が候補者になるためにまず必要になります。

衆議院議員選挙の場合も同じで、小選挙区立候補には供託金300万円、比例ブロック立候補なら供託金600万円が必要になります。

自由の国アメリカやフランス、ドイツ、イタリアの場合、供託金制度がなく、立候補するのにお金は必要ありません。

1995年に供託金制度が廃止になったフランスでも当時供託金は約2万円でした。

供託金が必要な海外を見ても、日本の供託金がズバ抜けて高いことは一目でわかります。

イギリス約9万円、カナダ約7万円、韓国約150万円、シンガポール約79万円、オーストラリア上院約2万5千円・下院約5万円、インド約2.5万円、マレーシア約90万円、ニュージーランド約1.5万円、アイルランド約5.5万円

しかも、高すぎる供託金は、選挙での得票数次第で落選した場合、没収されます。

志だけでは何かと簡単に立候補はできないようになっているんですね。

選挙って楽しい

選挙期間中になると各候補者が家や職場の周りを車で街宣したり、街頭演説してたりで人によってはウザく感じる人もいると思います。

私も以前はウザいと思っていた側の人間でした。

でも、応援したい候補者や気になる候補者を見つけて、選挙事務所にボランティアで参加しに行って、中を知るとめちゃ楽しいです。

私が今までボランティアしに行った選挙事務所はどこも政治をよくしたい、ポジティブなエネルギーが大きくうねっているように感じる選挙事務所ばかりでした。

そこには老若男女、性別も世代も超えて、多くの人が自分の思いで集まっていて、膨大な量の選挙ポスター、チラシへの印紙張りなんかをしながら、おしゃべり。

日常の生活では、接点を持つことがないだろう人たちと一つの目標に向かって、繋がっていくことを実感できます。

まだ選挙に行かないとか言ってるの?

「戦争は嫌だ」「子どもたちを戦争には送りたくない」
そう考えるなら、きちんと行動や態度で示していかないといけない時期が来ました。

自民党が一番嫌がることは無党派層と呼ばれる、これまで政治に積極的に参加していなかった人たちが政治に関心を持って、選挙に行くことです。

投票の絶対数が増えれば、いわゆる組織票でも首が回らなくなりますから。

あと、「投票したい候補者がいないから白票で投票する」も政治不信に対する意思表示にはなりません。

ただの白紙委任状です。

豊かさを追求するための大前提は、平和であることだと思います。

選挙に行かないとか言う知り合いに出会ったら、「まだ選挙に行かないとか言ってるの?」ってリアルに言ってしまいそう。。

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