私の初マタニティライフも終盤になりました。
いよいよ出産に向けて産婦人科でも「陣痛」との向き合い方やお産の兆候、呼吸法のアドバイスをしてもらえる教室に参加できる周期を迎えました。
陣痛と呼吸法についてのお話をシェアさせていだたきます。何か参考になれば嬉しいです。
サッと読むための見出し
出産が始まるまで
初めて出産に挑む初産婦さんの子宮口がお産できる大きさ10センチに開くまで、おおよそ10時間から12時間と言われます。
10分間隔で陣痛が起こる分娩第1期は、栄養をとってリラックスして過ごすことが大事です。
慌てずに病院に10分間隔で陣痛が来ていると連絡を入れると、どうしたらいいのか説明してくれます。
破水、出血に備えて産褥ショーツに履き替えて大き目のナプキンをつけておきましょう。
入院で必要な物は、出産の兆候が来る前にゆっくりと落ち着いてできればなおいいですね。ちなみに私は9月末に出産予定で、すでに必要な物はまとめておいて持ち出すだけにしています。
用意しておくことで、たとえ外出していて、病院に直行しても家族に後ほど持ってきてもらうだけで大丈夫なので、安心です。
妊娠出産に向けた入院までに必要な物が分からない?準備する物はいっぱいあるよ
娩出期までは脱力が大事
子宮口が開いて赤ちゃんを産むまで準備期、進行期、極期、娩出期と4段階に分けて教えてもらいました。
赤ちゃんを産むためにいきめるのは娩出期だけ。
しかも、陣痛に合わせていきまないといけません。
娩出期までの準備期、進行期、極期の間は呼吸法でいきまないように力を抜くことが大切です。
陣痛と呼吸法
それぞれの陣痛のタイミングで行うおすすめの呼吸法を紹介します。
準備期(子宮口0〜3センチ)
陣痛の間隔は6〜7分ごと不規則で陣痛時間は30〜60秒
- 大きく深呼吸します。
- 鼻で3秒吸って口で3秒吐きます。(やりにくかったら口だけでもいい)
進行期(子宮口3〜8センチ)
陣痛の間隔は2〜4分ごと規則的で陣痛時間は45〜60秒
- 大きく深呼吸します。
- 早めに2秒吸って、2秒吐くを4回ほど繰り返します。
- 浅めの呼吸1秒吸って、1秒吐くを15回ほど繰り返します。
- 段々とゆっくり2秒吸って、2秒吐くを5回ほど繰り返します。
- 大きく深呼吸します。
極期(子宮口8〜10センチ)
陣痛が60〜90秒続き間欠が30〜90秒という交互の波が来ます。
この時いきみたくなるそうですが、まだいきんではいけないタイミング。
あの有名な「ヒ・ヒ・フー」のラマーズ法で呼吸をする時です。
ここでは病院で習った呼吸で紹介しますね。
- 1秒に1呼吸の早く浅い呼吸を6回して、7回目に3〜4秒かけてゆっくり吐きます。
早い呼吸をする時は、吐く息に意識を向けると自然と息を吸ってくれます。 - いきみそうな時は、「ハ・ハ・ハ・ハ」と息をはずませ浅い呼吸をしましょう。
過呼吸のようになりそうだったら、両手で口の前をマスクするようにして自分の二酸化炭素を吸い込むといいそうです。 - 2回深呼吸(鼻と口で少し早めに)
- 3回目は十分に息を吸って、息を止めた時にいきみましょう!!
(※声を出すといきみません。声を出さないことが大事) - ①②を繰り返す
- いきんではいけない時は「ハ・ハ・ハ・ハ」と全身の力を抜きましょう。
娩出期
子宮口が開きいよいよいきんでOKになります。
陣痛をどう捉えるか
陣痛をただの痛みと捉えるか、お産が順調に進んでいると捉えるかで、出産が辛いか幸せか決まるとのことです。
赤ちゃんと十分に胎話してコミュニケーションをとることも大切です。
お腹の赤ちゃんも頑張っている。
「陣痛の時にお母さんは子宮の部分で痛みが起こるけれど、赤ちゃんは全身でそれを乗り切るんだよ。」と産婦人科の先生もおっしゃっていました。
「なるほど」そう思うと少し冷静になれそうです。
胎内記憶で有名な産科医 池川明先生の著書を読むと、陣痛時の乗り切り方のアドバイスがあります。
陣痛時に大量のカテコールアミンというホルモンが分泌され、お母さんが出産を最後までやり遂げることができるように、『疲労を感じさせない』ように応援してくれるのです。
また、天然の麻薬と呼ばれるβエンドルフィンや幸福感が増すドーパミンが陣痛時には分泌されています。
陣痛には波があるので、痛みがない時に至福の時を味わうか、痛かった前の陣痛の恐怖を引きずるかでお産の印象も大きく変わってきますね。
お産が始まる前に池川明先生の本に出会えてよかったと思います。
妊娠を考えている方には是非読んでもらいたいおすすめの本です。
お産は人生の縮図を超短時間で見せてくれているようなもの。
どこに視点を置くのか。
自分がどういう風に思うのかがとっても大切ですね。
鼻からスイカとか、いろんな人の恐い経験談は一度置いておいて、生まれてくるお腹の赤ちゃんと初めて行う共同作業を自分なりのイメージで、素晴らしいものにしたいです。