サーフィンかじって心が折れたあの頃
サーフィンの道具を揃えて、万全の姿勢で臨んだ25歳。
多大な資金を投じて始めたサーフィンは、極寒の海の中、冷え切る体に鞭を打ち、
相当頑張って早起きして、早朝の海へ高速を飛ばして向かった。
来る日も来る日も溺れて、強風に吹かれ、自分の身長を遥かに超えるボードを守るのに必死だった。
波に乗れたのは数回。しかも直進。。
あとは、とにかく巻かれて溺れてというイメージだった。
そんなに頑張ってしていた乗れないサーフィン活動に終止符を打ったのは、
車の廃車がきっかけ。
道具を運ぶ車なしには、サーフィンにはなかなか行かない。
そして、道具はサビ、10年経った。
だけれども、忘れられないほんの少しの時間だけれど、
波上を滑ったあの自然と一体化した感覚。
ヨガをはじめて何度もサーファーに出会ったけど、
サーフィンを再開するご縁には出会えなかった。
いつかもう一度サーフィンしたいなと思っていたけど、ボードも手放してもうない。
サッと読むための見出し
サーフィン再開の時!行動してみた
「もう縁を待ってる訳には行かない、時間が勿体ない」
久しぶりの休日を利用して、サーフィンをしに宮崎県日向市のお倉が浜へ向かった。
道具は、地元のサーフショップでレンタルした。
金額は、サーフィンスクール代3,500円、サーフボードのレンタル代(ウエットスーツ込)4,000円。
高いかなと思ったが、福岡からのガソリン代や高速代を考えても、
青島へ行くよりは、日向の方が福岡から近いので予約をいれた。
予約はどこのサーフショップでも、おおよそ2~3日前までだと受付てくれる。
前日となるとどこのサーフショップも「直接お店へ電話連絡してください」となっていた。
いよいよ当日
私たちが予約していたサーフショップはお倉が浜より歩いてすぐ。
サーフィンは早朝に行うものとなぜか決め込んでいたので、
サーフィンスクール開始午前9時というのは、
「遅いんじゃないか?」と少し不安になった。
お倉が浜の前には300台ほど駐車できる大きなパーキングエリアがある。
シャワーは100円で5分と体についた砂や汗、ボードやウエアを洗うのに十分な量が出る。
しかも、十分に洗ってまだ時間が残っていたら、
次に待っている人に「どうぞここ使ってください」と譲る。
実際に先に使っていた男性から、「どうぞ」と譲ってもらった。こういう気持ちが嬉しい。
どんな格好がいい?
貸してくれたウエットスーツは長袖半ズボンタイプのもの。
少しサイズが大きかったけど、ファスナー式で脱ぎ着が楽だったので、海から上がったら上半身は暑いのでファスナーを下ろし、ウェットスーツを脱いでいた。
実際真夏の8月というだけあって、日差しはかなり体にダメージを与えた。
日焼けを気にする人は、長袖のラッシュガードとラッシュトレンカがオススメ。
海に長時間入っているから、日焼け対策はしっかりした方がいい。
その方がサーフィンに集中できる。
夏場なので、ウエットスーツじゃなくてもいい気がした。
暑い。
ウエットスーツがぴったりしている場合は特に、
脱ぎ着が面倒だし、かなり圧迫感がある。
髪の毛や頭皮を守るために帽子を被っている人も多かった。
ビキニなどでサーフィンを行うには、できるだけズレないものを。
まだ、サーフィン経験値がない方はできるだけ格好よりも、波に巻かれたり、ボードにサクッと乗れるようにはだけないものがいいと思う。
あと、体をウエアなどで覆うことで、体を怪我から守ることもできる。
おすすめUV日焼け対策4選!海を汚さない体に優しい物選んでみた
実際の波はというと
すごく良かった!
福岡の波しか知らない私にとって、サーフィンは過酷だったけど、
価値観が変わった。
なんとも言えない穏やかな波で、朝の9時から夕方17時くらいまで、
安心してサーフィンすることができた。
「いい波に乗ればサーフィンは楽しくなるよ」という誰かの教えの通りだった。
数日前までは波が大きくて、もっと大変だったらしいけど。。。
お倉が浜はローカルエリア、ショートボードエリア、ロングボード&初心者エリアに分かれていて、台風の前など、波が高すぎる時は、ロングボードエリアにショートの人が集まるらしい。
海に向かって、テトラポット側右手から黄色の側の右側までがロングエリア、
黄色の旗の左側からショートその先もっと左がローカルエリア。
サーフィン初心者の方は、どこでも入っていいわけではないので、
安全に練習するためにも場所を間違わないようにしよう。
サーフィンにも安全に行うためのルールがあるから、
地元の人に聞くとか、前もってルール違反しないよう事前に調べておいた方がいい。
あと、お倉が浜のビーチ近くには、コンビニがないので、
事前に水分や食べ物を用意していった方がいい。
大人2人で、500mlのお茶と1lのお茶を用意していったけれど、500ml×2本買足した。
夏場なので特に水分が奪われる。しっかり用意していこう。
そして、海から上がって休むときも日差しがかなり強いので、
サンシェードやパラソルを持参したほうがいい。
まとめ:またこの夏に日向に行きたい
福岡市内から宮崎県日向市まで、朝4時に出発してのんびり運転して大分自動車道~東九州道経由で、朝8時には到着していた。
所要時間は3時間半~4時間。
大分~宮崎の高速は1車線のみでかなり長いので、1車線のみが気になる人は九州自動車道から熊本経由で日向に向かったほうがいいのかも。
とにかく、はじめてみたいと思ったら吉日。
親切なサーフショップの店員さんにあれこれ聞いて、体感してほしい。
自然に触れて、巻かれて包まれて、でも、怖くなかった。
優しい波の日、サーフィン再開には絶好の波の大きさだった。
自然と目一杯戯れたあとは、完全に肉体がノックアウトして、本能のままに眠った。
体と心がすっきりした。
そして、日常がまたパワフルになった。都会で忙しいくしている方にもぜひオススメ。