洋服素材は天然か人工か?化学繊維と天然素材によって人への大きな影響

30代も半ばになり、良質なものという文字や生地に惹かれるようになってきました。

街を歩く人を見ていても、洗練された素敵な大人たちは、身につけるものにも気を使っているように見えます。

「何歳になっても綺麗でいたい」「おしゃれすることを永遠に楽しみたい」

これから先、いくつ年齢を重ねていっても、美しさはいつまでも忘れたくないですね。

アーユルヴェーダの教え「身なりに気を使うことを大切に」

インドの伝承医学アーユルヴェーダでも、「身なりに気を使うことを大切に」との教えがあります。

ヨガ起源約4500年前と大体同じ程度の歴史あるものに、生きて行く指針と書いてあるくらいだから、人として身なりに気を使うことはとても大切なのでしょう。

自分の縁起を担ぐだけでなく、自分と顔を合わす人にも良い印象を与えることで好感度を増すことができます。

洗練された身なりは、発する言葉の重みを後押ししてくれ「この人がいうことだから」と、影響力を持つことができる、と教えにあります。

太古の時代から現代まで、社会の中で生き抜くために必要な知恵であり、人間の根本は今も昔も変わらないものなのですね。

では、どういう洋服がいいのでしょうか?

洋服の素材に目を向けよう

昔は洋服の素材へのこだわりが全くありませんでした。

良いもの嗜好の人たちに接するにつれて、デザインはもちろん、素材までを重要視していることがわかりました。

理解が深まるにつれて、どうしてそんなに洋服の素材が大切なのか知りたくなったのです。

安い洋服を探せばありふれている日本に、お金をかけてでも良い素材の洋服を着る理由は、どこにあるのか?

答えは原料にある

大量生産の安い服にありがちな素材。特に化学繊維が使われている洋服は、なぜ気をつけるべきか、という答えは原料にあります。

石油です。

私たちの現代の暮らしで大変大きな役割を担っている石油。

直接石油に触れることもNGながら、やはり人と石油由来のモノとの直接的な触れ合いには注意したい問題があります。

人工的に作り出した石油由来の化学繊維は体に良くない?

人工的に作り出す石油由来の化学繊維は、生物の成長、生殖、行動に関するホルモンの作用を阻害すると言われています。
特に有害物質、環境ホルモンが引き起こす人体への影響が懸念されています。

肌から入る化学物質は、ほとんど解毒されないとの記事もあります。

大げさに聞こえますが、特にアトピーやアレルギー体質の方は、化学繊維でできた服を身につけるということは、石油を常に身につけていると認識し、気をつける方がいいです。

肌が丈夫な人であっても、無意識に荒れていたり、かゆみが出たり、肌を乾燥させたり、静電気が発生して人体に溜まるという危険性があります。

参考:ナチュラルフレンズ「石油を常に身にみにつけていると」

天然繊維で作られた洋服のほうが体にとって優しく安全です。

綿羊毛などの天然素材の着心地はやはり化学繊維とは違います。

天然素材の洋服は、長い時間着れば着るほど、心地よさ、質の良さが体感できます。

おまけに、通気性、吸水性が良く、皮膚を清潔に保つ効果もあります。

特に絹は、構成する18種類のアミノ酸のおかげで、細胞が活性化される効果があります。

着るだけで美肌効果があり、夏はサラサラ、冬はポカポカの万能天然素材です。

化学繊維の洋服は、逆に通気性、吸水性が悪く、汗が皮膚に残り、不潔になってしまいます。

体に1番長く触れるものからはじめよう

実際に冬から初夏にかけて、いろいろな気持ちいい洋服を着用してみました。

やはり天然素材で作られた上質な服は、シーズン毎の気候にちょうど適応してくれます。

おかげで、臭い汗が出なくなりました。

靴下は暑い時期になってきて不快に感じる季節でも、履いていて心地よいと感じます。

暖かい季節になっても年中冷えがひどい方は、ぜひ良質な靴下を履くべきです。

デザインも自分の好みで、素材もバッチリのものを使います。

上質と言われるものが高級な理由は、素材にこだわり、ひとつひとつ丁寧に作られているからです。

ひとつひとつに手間と愛情がたっぷりと注がれていました。

アーユルヴェーダの知恵に少し戻ると、触覚は全身にある感覚。触覚を良い状態へ導くには、肌をマッサージしたりオイルを塗ったりとケアが必要とあります。

食べても大丈夫なココナッツオイルは敏感肌でもいい感じに使えます。

感覚に与える影響を考えると、まずは長時間自分の肌に触れたり、着るものの素材をきちんと選ぶということはやはり大切なことです。

良質なものを食し、それらが体を作り、外側からは良質な衣服を来て自分を守る。

とても素敵なことですね。

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