水を飲む前に注意!夏場、1日経った飲みかけ水は雑菌がいっぱい

「これいつの水?」と自宅で放ったらかしにした飲みかけペットボトル水についてよく聞かれます。

こうも猛暑日が連日続くと熱中症対策も含めて普段以上に、外出中は喉の乾きに注意が必要だし、コンビニやスーパー、自動販売機などでペットボトルに入った飲み物を買う機会も増えますよね?

自宅でペットボトルの飲み物を飲むときはコップに注いでから飲むことはあっても、外出中にペットボトルの飲み物を飲むときは口をつけて飲む「口飲み」がほとんどだと思います。

外出してる間に口飲みしたペットボトルの中身が飲み切れてたらいいけど、半分とか3分の1くらいはペットボトルの中に中身が残った状態で自宅に持ち帰ることが大半です。

「昨日買った水だから大丈夫だよ」と特に根拠もなく、感覚だけで今まで大丈夫と言ってたんですけど、どうやら大丈夫じゃなかったみたいです。

水を考えるプロジェクト」 の最近の発表(2015年8月4日)によると、
「口飲み」した場合は、少なくとも当日中に飲み切ることを推奨するそうですよ。

サッと読むための見出し

水を考えるプロジェクトって何?

いきなり「水を考えるプロジェクト」ってなんだそれって感じですよね。

水を考えるプロジェクト」は、2015年3月に設立された、飲用水の安全性に興味を持ち、きちんと理解した上で飲用水を選ぶ・飲むことを啓発する団体です。

参画メンバーには、医学と栄養学の専門家で日本医療栄養センター所長 井上正子先生や水問題・解決の”水”ジャーナリスト 橋本淳司氏、水中微生物研究の専門家で公立大学法人 首都大学東京客員教授 矢野一好先生が名前を連ねています。

「水を考えるプロジェクト」公式HPを見ると、夏の暑い時期に特に気をつけたい熱中症対策についてや”体にいい水”、”水のおいしさを決める要素”についてなど、わたしたちが生きていく上で欠かすことができない水についての様々な知識を学ぶことができます。

参考:水を考えるプロジェクト

飲みかけペットボトル水は、細菌繁殖の温床になっているかも?

ここ最近も連日そうですが、猛暑日が続く8月は細菌の繁殖が活発になりやすい気温のため、特に口飲みしたあとの飲みかけペットボトル水に注意が必要な季節です。

食品安全委員会によると、20-40℃の間が細菌の繁殖に適した温度と言われてます。

今の時期、北海道周辺以外は日本全国軒並み35℃前後を天気予報でも予測していて、毎日の外気温が細菌の繁殖が活発になりやすい気温とドンピシャで当てはまりますね。

もう「昨日買った水だから大丈夫だよ」とは口が裂けても言いません。

実験結果

水を考えるプロジェクトが北里環境科学センターにて実験検証した、「口飲み」したペットボトル水ではどの程度菌の増殖に違いがあるのか、経過時間・原水の違いについての実験によると、

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検証の結果、原水の違いによって菌の増殖に差があることがわかりました。
国産天然水(1)・国産天然水(2)では菌が増殖する傾向に、一方、ウォーターサーバーなどで多く利用されている逆浸透膜(RO膜)で処理した水、RO水では菌数が減少する傾向がみられました。

各種試験水に添加した菌の菌数変動を時系列でみると、保管期間24時間までは各種の試験水の菌数は大きな変動はみられませんでしたが、保管期間48時間を経過すると菌数が増加するものもみられました。

水を考えるプロジェクト

実験方法は以下のように明記されていました。

【試験方法】

  1. 各試験水500mlにカンジダアルビカンス(Candida albicans NBRC1594:約1,700個/ml)を添加

  2. 室温(25℃前後)で保持

  3. 0、24、48、72時間経過後に菌数測定

  4. 水を考えるプロジェクト

見た目が同じ状態のままでも、市販されている国産天然水銘柄では細菌が増えていて、ウォーターサーバーなどで多く利用されているRO水では細菌が減る傾向にあったようです。

放っておくと細菌が増えることは普段のくらしの中からも簡単に想像がつきますが、減ることはまったく想像していなかったので、とっても面白い検証結果に感じます。

よくスーパーや電気屋さんで街頭プロモーションしているのを見るウォーターサーバーって実は凄いんですね。

細菌が増えたり、減ったりした理由

実験の結果、飲みかけのペットボトル水を放置しておくと、原水によっては菌が増殖しやすいことがわかった。理由は、添加した菌の増殖に必要な栄養成分の含有量が原水の種類によって違うことによると推測した。

矢野一好先生の解説

実験に使用した水によって、細菌が増えたり、減ったりした理由は、
細菌が増えるために必要な栄養成分の多さの違いだそうです。

細菌が減る傾向がみられたRO水は、
逆浸透膜(RO膜:Reverse Osmosis Membrane)というフィルターで原水をろ過したときに、
細菌が増えるために必要な栄養成分も除去されたために増えなかったと推測されてました。

飲みかけペットボトル水は飲んだ日のうちに飲みきる

まだまだ夏の暑い毎日が続く中で熱中症対策を気にすることは大事ですが、外出先で買って持ち買った飲みかけペットボトル水は安全のためにも、飲んだ日のうちに飲み切るようにしましょう。

ウォーターサーバーによく使われているRO水は細菌が減る傾向にあるけど、口飲みした飲みかけペットボトル水は日が経つと細菌がいっぱいになってる可能性がとっても高いです。

熱中症だけでなく、食中毒にも気をつけて、元気に夏を乗り切りましょう。

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