「これは〜〜〜な。〜〜〜的なところが美しい。」
年を重ねた男性が美術館の関係者?らしき人と一つの絵に向かって話しをしている。
美術館に足を運んだ際によく見かける光景だ。
「これは〜〜〜なアート。」
こっそり耳を傾けながら、そのおじさんが見ている横に並んで絵を見てみる。
私的には、もうなんのことやらわからない。辞書が欲しい。
美的感覚をもっと高めたい。
良いと思うものの領域を広げたい。
サッと読むための見出し
美的感覚を磨きたい!私もいつかのインド人のようだ
テレビか、人から聞いた話か、何か忘れたけど、とあるインドの美術館をツアーで訪れた際のインド人の話。
ガイドさんの話を美術館ツアーの参加者でもないインド人が、いつの間にか加わって、腕組みしながら「ふむふむ」と聞いていた話を聞いたことがある。
まさにそのインド人のようなことをしている私。
これまでだってそうだった。。
以前、山口かどこかの歴史的な博物館に行ったとき。
他のツアーの人のガイドの話しを横でこっそり聞いて、「へぇー!!そうなのか。」と心でつぶやいてみたり。
先日訪れた北九州芸術劇場で観た「バッドシェバダンスカンパニー」の公演。
最初は「うわぁ」って鳥肌が立ったけど、中盤から何を観ていいかわからない。。
そして、居眠り。
中学生の時に招待されたバレエの発表会では、白タイツの男性ダンサーに目が釘付け。
そして、居眠り。
20代後半の時にフランスから帰国した友人のコンテンポラリーダンス公演を観た。
どうしたらいいのかわからない。感想を聞かれるのが怖い。
福岡県立美術館で開催された画家・古川吉重さんの展示会に行った。
なんか苦しくなって早々に美術館から飛び出す。
草間弥生の作品を観て、苦しさ動悸がして、観たことあるドットの作品へ逃げる。
よくわからない。芸術とかアートとか言われてもよくピンとこない。芸術って何だ!
でも、頭がパンクして公演途中で寝るのを止めたい。
ハッピーなエネルギーが好き
アート作品を通して伝わってくるエネルギーが、木梨憲武さんのようなハッピーなものや、真鍋大度さんのような最新テクノロジーで新しいものにどうやら惹かれる。
チームラボのようなワクワクする展示にもテンションが上がる。
私の感性は、ざっとこんな感じです。
難しいものに対しては言葉が出ないほど、「わからなかった」が正直な感想。
でも、美的感覚をもっと高めたい。
良いと思うものの領域を広げたい。
日々の中で磨く美的感覚
毎日の中で美的感覚は磨けるとのこと。
毎日の服装に気をつけてみる。
料理の盛り付けを気にしてみる。
使うお皿を気にしてみる。
化粧を気にしてみる。
自然に広がるカラフルなものを観察する。
うーん。
なるほど。
毎日をこなすようにして生きるとついつい美的感覚なんて忘れてしまいがち。
着慣れた洋服や慣れた色合いの洋服を選んだり、慣れたものを愛用してしまう。
「フランス人は洋服も最小限しかもってなく、部屋着ですらこだわる」と、友人が言っていた。
フランス人!?
部屋着を意識してみる。
実家にいる時のようなジャージにスウェットな格好は絶対にするまいと、新居に着て早1年。
結果「実家の時と同じような部屋着着てる!!!!」という事態に。
美的感覚を磨く道はやっぱり積み重ねが大切
特別な時ではなくても、常日頃からいろいろなことに興味を持って、洋服の色にもチャレンジしていくことが大切。
部屋着一つにしてみても、そのまま外にうっかり出ても、自分で「大丈夫!」と思える格好を。
美的感覚はそんな日々の些細なことが、いつの間にか自分の感性となり、さらにはいろんなものを観る時の感性も磨かれるそうな。
まだ間に合う。
なんでも鵜呑みにする性格を利用して、今からでも色あせた部屋着を断捨離して、美的感覚を磨く為に、ステキな部屋着から始めてみよう。
部屋着とアート?繋がるのか?
そうすれば、もっともっと芸術というものに対しての見方もかわるのかな。
いや・・・、好みの問題かな。そもそも部屋着からってどうなんだ。