ダンサーは生音で踊るとテンション上がります。
今まで色んな場所で踊ってきて、生音で踊るの嫌いと言ってるダンサーに出会ったことがありません。
だから、ほぼ確実ほとんどのダンサーが生音で踊るのが好きです。
例えば、ミュージシャンやバンドのオリジナル曲とコラボするパフォーマンスだったり、ダンサーもミュージシャンもそれぞれ即興でセッションする、どっちの場合であってもです。
音楽はやっぱり生が一番でしょう。
生音で踊るときに気をつけたいこと
生音で踊る時に気をつけたいことはたった1つ。
ミュージシャンをバックバンドにさせてないか?
ダンサーが生音でセッションする場合によくあるパターンとして、沢山のダンサーが出演して代わる代わる踊るパターン。
このパターンは、イベントのCLUBタイムのときにダンサーが輪っかを作って、輪っかの中でダンサーが踊りあっていくサークル的アプローチです。
ちなみに、ダンサーはサークルを作って踊ることも好き。
サークルみたいだし、生音でセッションだし。二つの好きが同時にやってきてテンション上がらないわけがないんです。
テンション上がるときだからこそ、一点にならずに空間全体を認識しよう。
ダンサーはミュージシャンのバイブス、エネルギー、グルーヴをしっかり感じて、一緒になって一つの空間を創っていることを忘れないようにしないとダメです。
ミュージシャンは踊るダンサーのことをよく見て、しっかり感じながら音を出してます。
普段レッスンやクラブで踊っているときと違い、生音は先生やDJが流すレコードやPCの音がスピーカーから出てるんじゃない。
後ろにいるアーティストが楽器を演奏するから音が出ていることをしっかり認識しておくべきです。
ダンサーが生音をないがしろにして一人歩きした状態で踊ってしまうと、ミュージシャンをバックバンドにさせてしまいます。
そうなってしまっては、やっぱりもったいない。
フロントダンサーで掛け算
バンドやミュージシャン、アーティストの皆さんと一緒にステージに立つとき、私はバックダンサーではなく、フロントダンサーで踊ります。
場合によっては、後ろで背景的に踊った方がいい画になると感じたら、後ろに回って踊ります。
しかし、基本的に前です。ステージ前方で踊ります。
ダンサーとミュージシャンが一緒にステージに立ったとき、ボーカルやMCがいる場合は、言葉の力は大きく、視線の中心はマイクを持つ人にいきやすいです。
ボーカルやMCのいないインストの場合、視線の中心になりやすいのはミュージシャンより動きのあるダンサーです。
せっかくダンサーとミュージシャン、自分の腕に自信のある者同士が融合するのだから、足し算だけで終わせたくありません。
掛け算で未知の何かを生み出したいですね。