なぜ人はついつい他人を否定するのか。。
会話の中でよく出てくる他の人の話題。
ガールズトークでは特によく出る噂話。
みんなでワイワイ話している時は面白い。
都会から田舎に引越しした友達が、「あー最近悪口言ってないわー!って思う時があるよ。」「あー悪口言いたーい!何もネタがないけど。。」と言っていて笑った。
取るに足らないことについついイライラしたり、「なんであの人はこうなんだ!」とか、「こうするべき」という自分の価値観を人に押し付ける光景をよく見かけるし、やっぱり自分もその素質は十分にある。
つい悪口を言ってしまう人間の心理状況に興味があったから、調べてみた。
サッと読むための見出し
環境とストレスと厳しい自分
特別何かに対してストレスを抱えている時は、特に他人に対して厳しくなる。
その時の精神状態や環境によって、発言する言葉の質も内容も全然変わってくる。
たとえば、せっかくお金を払って受けに行った講習で、欠点ばかりを探してしまったり。
自分と直接関係ない人、つまり、ほとんど知らない人に対して、その人の表部分だけを見て否定したり。
第一印象から「この人合わないかもな」と思っても、実はよくよく知ってみるとすごく思いやりのある人だったり、気がきく人だったりして、後日印象がガラッと変わることもある。
人の良い面を見ようとか、悪口は言わないようにしようなんて、そんなきれい事を言いたいんじゃない。
どうして他人に対してそんなに厳しくなってしまうのか。
さて、悪口は言っている人のどんな心理を表しているんだろう。
悪口を言ってしまう人の特徴
自分の価値観を共有したい思い
自分のことを責めていたり、自分に自信がない
慢性的な欠乏感
価値観を共有したい思いは決して悪いことではない。
時には共感を得て、人の後押しが欲しい時もある。
けれど、生きてきた環境、興味の対象、好きなものが違うように、自分の価値観が相手に対して何か違うなと思われることはある。
それを認めたくない。受け入れられない。
自分への無意識の毎日の対応が、相手に対して自然に行ってしまう原因。
人は自分の見たいように外の世界も見てしまう。この部分は、自分でもなかなか気づきにくい。
自分で選んで「している」実感が少なく、相手に対して「してやっている」気持ちが強い。
過去の辛い経験などの思いを解消していない為、常に不安がある。
仕方なくこうしているというものが根元にあるため、いつも「なんか違う」という思いを抱き続けている。
つまり、自分の中に貯金して行っている日々の思考や感情が、会話という形に変えて外に吐き出されている。
他人じゃなくて自分を見る
きついことを言われたり、悩みを抱えていて人に相談することは、何かの光が見えるかもしれない。
しかし、ただ言いたいだけの会話は言った本人も聞いた相手もどっと疲れる。
他の人の行動、言動が気になってしまうという人は、もう一度自分の方へ意識を戻すべきだ。
本当にしたいこと、どういう環境にいたいのか、じっくり自分と向き合ってほしい。(自分も含めて)
未来は日々の積み重ね
今回の記事を書けるのは、実際に自分が体験したから。。
けれど、自分の行動、生活スタイルを変えていこうとしている今は、他人がどうなのかということにあまり興味がない。
時間というものが有限であるからこそ、実現したい未来に向けて、もっともっと今という時間を大切にしたいという思いが強くなっている。
自然と気持ちが良い方へとシフトして行っているのかもしれない。
未来は突然変わるものではなく、日々の積み重ね。
時には自分も批判されることもある。
嫌な気持ちになるけれど、上の心理状態を思うと、そういった人は「自分のことでいっぱいいっぱいなんだ」と冷静になれる。
ストレスが溜まる話ワースト1位「人の悪口、陰口」
知らず知らずのうちにエネルギー泥棒にならないように。
聞いていてストレスが溜まる会話の内容ワースト1位は、「人の悪口、陰口」だそうだ。
何かわかる気がする。。
言う方も聞く方もどちらにとっても、悪口はストレスということ。
人の心理とは面白いもので、自分の内面が外に出ていると思うと、自分の内面が丸見えなようで、なんか恥ずかしい。
会話の中でこんな心理を分析して、聞いている人がいる思うと、悪口も言う気が失せるんじゃないかな。
適度に運動したり、美味しいもの食べたり、楽しいことしたり、瞑想したり、恋人とコミュニケーションとったりすることも毎日の中でとっても大切。
幸せな気分になるホルモン、「エンドルフィン」を大量に分泌できて、悪口の「わ」さえ出てこないかも。。
自分の有限な時間をもっとクリエイティブに、愉快に、爽快に生きていきましょ。
心理って面白いものですね。