冷え改善に陰陽で食べ物を考える。冷えやすい体は体質が原因

生姜を食べるとからだがポカポカ温まることは、スーパーやコンビニで生姜飴や生姜湯が販売されていることからも広く知られていますね。

「生姜は陽性の食べものである」と中国の春秋戦国時代ごろにうまれた陰陽の考え方では分類されています。

陽性の食べもの、飲みものはからだを温めてくれて、陰性の食べもの、飲みものは逆にからだを冷やしてしまいます。

毎日の食生活が知らず知らずのうちに、冷えやすい体質を作っているかもしれません。

陰性体質を整えていくことで冷えにくいからだを目指してみませんか?

サッと読むための見出し

陰陽の考え

陰陽の考え(陰陽思想)は、人気漫画「キングダム」の舞台にもなっている中国の春秋戦国時代ごろにうまれた考え方(思想)です。

陽性の性質は 「温める」「締める」「固める」に代表され、陰性の性質は 「冷やす」「緩める」「溶かす」に代表されます。

人間の体質で考えると、冷え性は陰性体質ということになります。

つまり、冷えやすい体は体質が原因といえます。

陰性体質の人は、からだのエネルギーを拡散する力がとどまらせようとする力よりも強いバランスに偏っている状態です。

陰陽のバランスがいい状態「中庸(ちゅうよう)」に整えていけば、からだが冷えやすい体質も整っていきます。

陰性寄りの食生活から陽性の食べもの、飲みものを意識した食生活に変えていくと徐々に体質も変わっていきます。

陰性の食べものと陽性の食べもの

普段からよく目にしたり、口にする機会の多い陰性のものと言えば、白米菓子パン白砂糖香辛料ビール日本酒ワイン牛乳です。

野菜でも葉物の野菜やトマトやオクラなどの夏野菜は、陰性です。

陽性のもので普段よく目にしたり、口にする機会の多いものと言えば、雑穀味噌醤油自然塩納豆 魚介類お肉三年番茶です。

野菜では冬が旬の根菜類が陽性です。

陰性寄りのごはんを想像すると、食卓には玄米に梅干しと味噌汁に焼き魚、まるで昔ながらの和食が浮かびます。

和食が海外でも大きくブームになる理由は、からだにやさしい「食」をからだが理解しているからかもしれませんね。

陽性寄りの食生活を意識する

あれはダメ、これは良いと二極化して厳しく考えてしまわずに、食べたいものを自然の恵みに感謝していただいてください。

絶対的な陰もなければ、絶対的な陽もありません。

あれは陰性、これは陽性と前もって分かっていれば、食べ方を意識して、陰性のものには熱を加えて調理するなどの陽性寄りになる食べ方を心がけてみて、バランスを取ればいいんです。

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