人生の変換期を迎える準備に明け暮れた2015年も終わりが近づいてきています。
2015年も突っ走り続けてあっという間でしたね。
突っ走ってきた自分が「今をどう過ごすか」を課題に自分と向き合った時に、何年も前に友人から貰った本「アルケミスト―夢を旅した少年」に目が止まりました。
「何年前に読んだんだろう?」ともう一度読んでみることにした”アルケミスト―夢を旅した少年”は、羊飼いの少年が自分の夢に従って宝を探す為にピラミッドへ向かう旅の経験を通して錬金術の秘密を知るという物語。
単なる宝物探しストーリーではなく、夢を持って人生を歩むべき気づきがたくさん盛り込まれたストーリーです。
サッと読むための見出し
「アルケミスト―夢を旅した少年」お気に入りフレーズ
“アルケミスト―夢を旅した少年”中には気になるフレーズがたくさんあって、中でも特にお気に入りフレーズをピックアップしてみました。
老人「宝物を見つけるためには、前兆に従って行かなくてはならない。神様は誰にでも行く道を用意していて下さるものだ。神様がお前のために残してくれた前兆を、読んでゆくだけでいいのだ。」
老人「お前が何か望めば、宇宙のすべてが協力してくれて、それを実現するように助けてくれるよ。」
錬金術師「何をしていようとも、この地上のすべての人は、世界の歴史の中で中心的な役割を演じている。そして、普通はそれを知らないのだ。」
錬金術師「夢を追求してゆくと、おまえが今までに得たものをすべて失うかもしれないと、心は恐れているのだ。」
少年の心の声「人は一番大切な夢を追求するのがこわいのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じるからです。」
錬金術師「傷つくことを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだ。」
人生は運命を追求する者にとっては、本当に寛大だ。
引用:アルケミスト-夢を旅した少年
旅で出会ったイギリス人は大量の本を読むことで知識をたくさん増やして錬金術の方法を学んでいました。
イギリス人の彼と旅をしているときにイギリス人の彼から勧められた本を読んでみても、少年にとって重要な学びはありませんでした。
旅をしながら少年は、ものごとは複雑ではなく、すべて単純であることを悟ります。
さらに、「夢を追求する一瞬一瞬が神との出会い」と学んでいきます。
夢と心の声
誰でも共通して、人生の歩みを自分が望んでいないトラブルで止めようとしたり、夢を追いかけることをやめさせようとする心がありますよね。
それでも、何度も慣れた居心地のいい場所へ帰ろうとする自分の心は、今を生き、今いる場所、空気、風、ありとあらゆるものから発信されるメッセージに同調していきます。そして、再び自分の心の声を聞くことができるのです。
本来、心は私たちに用意された道なんですよねー。
心って幸せの道をガイドできる力があるのに、心傷つくことを恐れたり、苦しみたくない気持ちが同時に混在することで、自分へ届ける心の声のボリュームを小さくしたりします。
ボリュームが小さい状態に慣れるにつれて、自分自身の心の声に耳を傾けることがなくなります。
自分の心の声が届ける人生の道案内に耳をふさぐことで、心の声を無視すること自体に罪悪感を感じなく無ったり、自分を変えることもなくなります。
だから、夢を諦めることが簡単にできます。
でも、完全に心の声をシャットアウトできる人なんていませんよね。
もし、”アルケミスト―夢を旅した少年”の物語に描かれているように、自分の人生に対し、心を開いて声を聞いて、今生きている一瞬一瞬に集中して前兆に従って夢を持って暮らしていけたら、それは夢実現でこの世に2つとない地図になるんですからね。
未来に迷った人におすすめの本
もしかしたら、夢を諦めてしまったかもしれない、夢がわからなくなってしまったかもしれない、今は夢と全く違うことをしているかもしれないと夢に向かって進む自分が遠回りをしているように感じることってありますよね。
でも、「今を生きる」自分の今、一瞬を味わうことで喜びや幸せを感じて、一つ一つ行動していくことが夢を現実にする道のりへと自然と歩んでいく一歩になるんですよねー。
見えない未来に期待して、不安になって、がむしゃらに頑張って、心の声に蓋をするなんてもったいないなー。。と改めて気づかされた本です。
「アルケミスト―夢を旅した少年」は、とても有名な本でおすすめするまでもないかもしれないけど、とても面白いから是非読んでください。
アルケミストを今までに読んだことがある人も、私のように「もう一度読んでよかった」と幸せを運んできてくれる1冊になるかもしれませんよ。
角川書店
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