「ダメだ。。今日は完全に使い物にならない。」
時間管理に失敗で夜更かしした次の日は自分のことながら強く思います。
「早起き早寝」や「朝活」が声高に推奨されている現代だからこそ、時間管理はより一層大事です。
「ダメ」と何度思ってもしてしまう夜更かしがダメな理由、デメリットを再検証してみました。
サッと読むための見出し
自立神経が乱れて、体内時計が狂う
夜更かしすることの最大のデメリットは、自律神経のバランスが乱れて、体内時計が狂うことです。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、普通の人の場合、日中は交感神経が活発に働き、夜の就寝前などリラックスしているときは副交感神経が活発に働く状態です。
ただ、ひとたび自律神経のバランスが乱れると、夜の就寝前になっても交感神経が活発に働いたままの状態となり、目がギンギラギンとして、いつまでも興奮した状態で寝ようにも寝付けない事態に陥ります。
不眠以外にも冷えや口内炎、肌荒れ、食欲不振、便秘、下痢などからだのトラブルを誘発することへも繋がることから、日々のストレスも増大しますね。
自律神経のバランスが乱れて体内時計が狂うと、起きてからいつまで経っても思考はボヤけたままな感覚だし、からだは全身重りを装着しているんじゃないかと疑いたくなる位に俊敏性が失われます。
ストレスフルな上に、ボーッとしてしまいがちで、動いてもダラダラでトロトロしてる。
仮に、フットワークが鈍くなっても、思考はハイパフォーマンスを維持した状態だと、「実は、デキる」感を演出することもほんの少しは出来るかもしれないけど、現実は厳しく、そうは問屋が卸しませんね。
ゴールデンタイムは成長ホルモン分泌
睡眠にはゴールデンタイムと呼ばれる時間帯があります。
ゴールデンタイムの時間帯は、午後10時から午前2時までの4時間です。
ゴールデンタイムに睡眠をきちんと取ることによって、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンの分泌により、もたらされる効果は大きく3つあります。
ダイエット効果
美白効果
創傷治癒効果
成長ホルモンの分泌により「たんぱく同化作用」が起きます。
たんぱく同化作用により太りにくく痩せやすい体質になります。
成長ホルモンはメラニン色素を取り除く効果があります。
皮膚が白くなり、しみやそばかすが減る効果があります。
成長ホルモンの働きで、皮膚のアザや傷を修復します。
からだの外側だけでなく、血管などにできた炎症や粘膜の傷を修復する作用もあります。
美容と健康の面から考えても、成長ホルモンは毎日逃さず分泌したいところですね。
早起きでハッピーホルモン「セロトニン」分泌
夜更かしをせずに、きちんとした時間に睡眠を取るようになると、特典として早起きができるようになります。
早起きをすることで、ハッピーホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されます。
朝に分泌された「セロトニン」は、夜になると睡眠ホルモン「メラトニン」に変化します。
からだに気持ちいい時間に寝る、朝の時間に目を覚ますのサイクルを実践するだけで、こころにも気持ちいい状態が伝播して伝わるんですね。
朝活に変えてコスパがアップ
私の場合、特に20代半ばまでは世間がイメージする通りのダンサーで、夜中に仲間と集まって練習するダンサーの一人でした。
仲間同士の都合を合わせると、自由に空いてる時間はどうしても夜中になりがちです。
朝まで「ああだ!こうだ!」と試行錯誤を繰り返しながら、眠気に徐々に襲われつつも踊っていました。
好きなことに集中して取り組んでいる時間だから辛いことはありません。
辛くはないけれど、もっと健康的で効率よく取り組める方法はないかと検討した結果、練習時間を夜0時頃から朝4時頃までの夜型から、朝9時頃から昼13時頃までの朝方に変更しました。
朝からダンスは、睡眠から目覚めて思考もからだもクリアにスッキリした状態で取り組めます。
1日の疲れを抱え込んだ状態で取り組む夜中にダンスと比べても、朝からダンスは圧倒的に感性をアウトプットしやすい状態で、結果として、パフォーマンスのクオリティー向上、クリエイティビティ向上に繋がりました。
今でもまだ耳にすることのあまりない朝からダンスは、コスパで見ても、ダンスに本気で打ち込むためにはとても効果的です。
早起き早寝は成功への第一歩
Apple 前CEO スティーブ・ジョブスや、現CEO ティム・クック、スターバックス CEO ハワード・ショルツなど世界の成功者は、ほとんど例外なく共通して早起きしている事実があります。
夜更かしすると、夜ならではの楽しいこともありますが、早起き早寝のほうがからだにも、こころにも負担をかけずに、気持ちよく豊かな未来が創造できます。
「早起き早寝」は、人生を豊かにするための手っ取り早く今日から始めれる成功への第一歩。
時間管理を意識して、夜活を朝活に変えることは本当にいいですよ。